活性化協議会 集落営農についての講演会&ワークショップを開催

鮎原下を中心とした相原地区活性化協議会(下森啓司会長)は、平成28年2月11日農業合理化をすすめる手法集落営農について、講演会ならびにワークショップを開催しました。

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講師には『やってよかった集落営農 ホンネで語る実践20年のノウハウ』の著者として知られる、農事組合法人 サンファーム法養寺 理事 上田 栄一氏をお迎えしました。

集落営農とは、集落の皆さんが知恵と力とお金を出し合って、農業機械を共同利用します。その結果無駄な出費を抑え、少ない労力で大面積の作業をこなすことができます。「我が家の田んぼは我が家で守る不合理」を合理化しようとする手法のひとつです。

講演の中では、補助金にたよるのではなく、借入だけで営農組合を軌道に乗せる手法に始まり、リーダー養成の必要性など幅広いノウハウが語られました。

また集落の若人が中心に動き出すことの重要性、また必ずしも集落全員の賛同のもとにスタートする必要性は無いことなどをお話しくださいました。

日々の共同利用機械の使用方法等についてもふれられ、若い人に活躍してもらうためにも最新の大型機械を導入することの意義についても紹介してくださいました。

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任意組合から法人化した過程についてもふれられ、法人化することによる様々なメリットも紹介されました。現在の農事組合法人 サンファーム法養寺は、連合協同組合へも加入しより活動の場を広げています。ブランド米の育成から施設園芸に挑戦するなど、まさますの発展を遂げています。

しかし最後の締めくくりの中で、多様な栽培への挑戦も大事ですが、あくまでも稲麦大豆をベースにしなければならないこと。だれが責任者か、楽しい場づくりも大事など実践ノウハウも含め多く語られました。

講師の上田先生から『上田にだまされたと思って今日からでも集落営農の準備をすすめてください!』の言葉が印象的でした。

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講義のあとは小グループに分かれ、この集落で集落営農を成功させるためにどんなアイデアがあるか、ワークショップ形式で話し合いました。