農地水環境保全隊

活動組織の概要

 鮎原下(アイハラシモ)集落は、淡路島のほぼ中央部に位置する山間部の集落です。

鮎原下地区は、総戸数50戸余りの純農村型地区。ほ場整備事業により水田の約半数が区画整理され、米や野菜を中心とした複合経営が営まれています。

従来から、農業者が共同で水路や農道などの保全活動は行われていましたが、農業者の高齢化により、集落機能が低下し、地区内にも遊休化する農地が点在するようになってきました。また地域内には、多数の農業用「ため池」があり、数箇所の田主にわかれ保全管理が行われています。

今後は、農地は無論、農業の生命線である「ため池」を守るため、従来の保全活動をより充実させるとともに、ため池・水路周辺の水辺の生き物調査などを地域住民参加により実施し、農業者と非農家の共同の和を深めつつ、集落環境の保全と農業水利施設の維持に取り組みます。

一方、集落には「花づくりグループ」が活動中で、農道の沿線に花壇を設置し景観植物の植栽を実施しています。また農用地には景観に配慮した菜の花等の植栽も行われています。当会は「花づくりグループ」と連携し、「花と緑」を基調とする村づくりの輪を広げ、活動を充実させます。

農業用水や農道を素材とし、農業者と地域住民が協力しあう活動を核に地域の資源を守り、そして「花と緑」の村づくりを行うため、広報活動の一環としてホームページを作成し、情報の共有化もすすめてまいります。

景観形成計画

基本方針

鮎原下集落では、農地水環境保全隊が活動を始める前から、「花づくりグループ」が活動していました。

このグループは、兵庫県の淡路花回廊構想を受けて、集落内の幹線道路や農道の沿線に花壇を設置し景観植物の植栽をしています。

さらに、洲本市五色町は豪商・高田屋嘉兵衛の生誕の地であり、嘉兵衛が生前好んだ菜の花を素材にまちづくりをする活動が活発です。鮎原下集落でも「花づくりグループ」を中心に、農用地を活用した菜の花の植栽を行っています。

鮎原下農地水環境保全隊では、「花づくりグループ」のすばらしい実績を踏まえて、両グループの連携を実現し、農村景観にマッチした花づくりのあり方を模索し取り組んでまいります。

また花づくりを素材として、農業者と地域住民が協力しあう活動を核に地域の景観を守り、そして「花と緑」の村づくりの和を拡げるために、広報活動の一環としてホームページを作成しています。

活動の場所

黄色は現在菜の花の植栽を実施している場所です。またピンクは幹線道路、農道沿線への花壇設置場所です。緑は今後花づくりグループ、保全隊役員の話し合い等により、景観形成に役立てることが出来ないかを検討いたします。

活動範囲図(PDF版)はこちら

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