鮎原下農地水環境保全隊では、2007年5月よりウェブサイトを通じた情報発信を開始しました。2025年を持って開設以来17年を経過しようとしています。
当時は農地水環境保全事業の始まりの時期であり、私たち自身も手探りで活動を進める中、全国の同様の団体もどのように取り組むべきか模索している状況でした。そうした中で、組織内外へ向けて情報を発信していくことが私たちの役割のひとつではないかと考え、小さな使命感を持ってサイトを立ち上げました。
これまでに、行政や他団体からも注目していただき、表彰を受ける機会を得たり、視察の申し入れを多数いただくなど、多くの反響を頂戴しました。
現在、農地水環境保全事業は変遷を経て「農地の多面的機能支払交付金」という制度に形を変えています。こうした変化を踏まえ、私たちは改めて原点に立ち返り、保全隊の役割を見直すとともに、小さな集落からの情報発信の価値をさらに高めていきたいと考えています。
私たちの集落も少子高齢化の影響を受け、5年後、10年後の集落のあり方や耕作放棄地の対策など、多くの課題に直面しています。しかし、幸いにも集落営農の受け皿として農事組合法人が立ち上がり、中山間地域での活動組織も異なる視点で取り組みを続けています。加えて、従来からの町内会組織との連携も重要な要素です。
こうした様々な課題を前向きに捉え、私たちは今後も情報発信を大切にしながら、一歩ずつ進んでいきます。